カリン・ノヴァック・ニール

　14年間客室乗務員として勤務したコンチネンタル航空を早期退職し、画家としての道を歩み始めると、彼女の画家としてのキャリアは瞬く間に軌道にのってゆきました。ハワイのコナに移住後は、夫と共に、アートギャラリー＆アート用品店をオープンします。

 

　彼女の水彩画スタイルは、ハワイ移住後、トロピカルな花や木々、植物から多くの刺激を受け、より大胆にドラマチックに、そして独特の世界観を持つ抽象画への一歩を踏み出してゆきました。

　作品はよりカラフルに進化し、多くのバイヤーやギャラリーに注目されるようになっていきます。

 

　一方で、水彩画を基礎から教えてくれる場所が無いことに気づき、講師を引き受け、自らの持つ水彩画の豊富な知識をワークショップで多くの人々に伝えることにしました。このワークショップは、瞬く間に人気を博し、現在でも続いています。

　水彩画だけではなくパステル画のワークショップも開催しており、こちらは常に満員になる人気となっています。ワークショップでは、大きなキャンバスを使って制作することを勧めており、日本から取り寄せた手漉きの和紙やさまざまなメディアを使って、参加者の創造性、創作意欲を掻き立てる内容になっています。そして、ハワイならではの、のんびりとした時間の流れで開催されるワークショップは、多くの参加者にとって、癒しの時間にもなっています。

 

　彼女の作品は、数多くの大企業に購入され、会社やお店の一部として起用されています。ユナイテッド航空、コンチネンタル航空、日本航空、ハワイアン航空、ターゲットストア、弁護士事務所、政府機関事務所、などを筆頭に、テレビシリーズ「ハワイ5-0」のセット装飾としても起用されています。