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⚫️carolyn quan⚫️

キャロリン・クワン


プロフィール

 キャロリンは、ファインアート界で最も革新的なフォトグラフィックアーティストの一人です。9.11の直後にファインアートの世界でキャリアをスタートさせた、ドイツ、日本、オーストラリアなど世界中のアートコレクターに賞賛されています。
 商業美術の分野で20年以上の経験を持つキャロリンは、洗練されたデザイン、構図、色彩、技術的専門知識を作品に生かし、ファインアートにスムーズに移行しました。多作なアーティストであるキャロリンは、オリジナル写真をユニークに組み合わせたファインアート・フォトコラージュでよく知られています。
 彼女のアートは、スピリチュアリティと、自然や人間の中に見出す美しさにインスパイアされています。
 フラダンサーでありグラフィックデザイナーだった母のDNAを引き継ぎ、幼少期からアーティストとしの才能を発揮。カナダのトロントで育ち、オンタリオ・カレッジ・オブ・アート&デザインで商業デザインおよび写真の学位を取得しました。カナダのMTVであるCity-TV/MuchMusicから4年目の学費全額と夏季インターンシップを授与され主席で卒業します。
 カナダのテレビ局で3年間デザイナーとして働いた後、アルバムカバーのデザインという夢を追い求め、ニューヨークへ移住しました。
 ニューヨークでは、音楽業界のアートディレクターとして、バリー・マニロウ、カーリー・サイモン、アレサ・フランクリン、イエス、グレイトフル・デッドなど、多くの著名人のアルバムジャケットをデザインしました。音楽業界でのクリエイティブな功績が認められ、4つのゴールドレコードを受賞しています。
 1992年、エンターテインメント業界を専門とするグラフィックデザイン会社を設立。ポリグラム・ビデオ、CBSラジオ、ブラック・エンターテイメント・テレビジョン、BMG、ソニー・ミュージック、EMI、ワーナー・ミュージック・インターナショナルなどのクライアントを持つ。レコーディング・アーティストには、INXS、ライオネル・リッチー、サラ・ブライトマン、プラシド・ドミンゴ、キッスなど、そうそうたる面々が名を連ねています。
 1997年、キャロリンはビジネスを多角化し、異文化理解を促進し、多様性を称える艶やかな多文化雑誌『Urban Mozaik』を創刊しました。
 2000年、9.11という人生を左右する出来事の後、ハワイのマウイ島に移り住み、以降ファインアートに創作活動を集中させるようになりました。
 2004年、マウイ島ラハイナに最初のアートギャラリーとスタジオをオープン。2005年には、6人の地元アーティストが参加する共同アートギャラリー「クアン・ギャラリー」に移行し、ラハイナの賑やかなフロントストリートに移転しました。
 2007年9月11日、オアフ島のホノルル、ワイキキの中心地にザ・クアン・ギャラリーをオープンしました。
 ワイキキのThe Quan Galleryは、彼女にとって初めてのソロ/シグネチャーアートギャラリーでした。同年、世界的な性研究家アルフレッド・キンゼイ博士がインディアナ州ブルーミントンに設立したキンゼイ研究所(The Kinsey Institute for Research in Sex, Gender and Reproduction)の永久収蔵品に、彼女のヌード2点(男性、女性)が加えられることになりました。
 彼女の作品は、リオデジャネイロ、ニューヨーク、ロサンゼルス、タオス、ラキンタ、リビエラマヤ(メキシコ)、トロント(カナダ)、ハワイ諸島、そして全米のアートフェスティバルで展示されています。またオーストラリア、ドイツ、カナダ、メキシコ、アメリカ、日本を含む世界中の個人コレクションに収蔵されています。
 今まで20以上の出版物、ラジオ、テレビ、映画で紹介されているほか、2010年には、サンフランシスコのカストロ・ストリート・フェア(1994年ハーヴェイ・ミルクが創設)で「ベスト・イン・ショー」賞を受賞しています。
 2012年から2021年まで9年連続で、キャロリンは、アーティスト仲間であり、「ヤング・アンド・ザ・レストレス」のデイタイムテレビの有名人であるトム・ビアードが創設した、合計19のアメリカン・アート・アワードを受賞しています。
 この賞は全米25のファインアートギャラリーや美術館が審査するもので、2015年には全米で最も権威のあるアートフェスティバルの一つである第33回ラキンタ・アート・フェスティバルで写真部門の功労賞を受賞しています。また、セント・ジョージ、シカゴの2つのフェスティバル、ビバリーヒルズなど、全米の様々なファインアートフェスティバルで多数の賞を受賞しています。
 2020年と2021年には、権威ある国際的なファインアートフォトグラフィーアワードで2つのノミネートを獲得しており、その活動は現在もとどまることなく、世界のファンを魅了し続けています。
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