ドリュー・スロック

米国フィラデルフィア出身のドリュー・スロックは、現在マウイ島在住ですが、それまでの間は、カリブ海のエキゾチックな島々で生活をしてきました。

 

小さい頃から海の中、地上、あらゆる自然の美しさに魅了され続けてきたドリューは、大人になってからも海上で働く内に、写真を通じて自然の美しさを世界中の人々と分かち合いたいと思うようになります。

 

熱帯環境でよく見られる自然の光景を写真だけで正当に評価し、伝えることはできないかもしれませんが、時には、何年も何十年も、写真を通じて楽しめるアイテムにもなりえます。

 

マウイ島での生活は、ドリューにとって被写体に困ることがない、インスピレーションの宝庫だと感じています。それは、彼の手によって撮影される写真からも伝わってきます。

 

自然の美しさを極限までリアルに再現するために、一つのシーン撮影のためだけに、何時間も、何日も、時には何週間もかけてあらゆるアングル、構図、自然環境のベストなタイミングを待ち続けることも少なくありません。彼のこうしたモチベーションや忍耐力は、何よりも、友人や家族、世界にいる人々に素晴らしい自然の姿を共有したいと思う気持ちが原動力になっています。

 

自らの作品を「芸術的な自然写真」と位置付けるドリューですが、彼の目標は、自分の作品を見た人が、写真に映し出される自然の中に身を委ねたい、その場所にすぐにでも飛び込みたい、と思うような作品を創造することであり、さらに、撮影して記録に残すことで、その自然を撮影された時と同じ状態で、後世に残してゆきたいと願っています。

 

海洋科学の知識に長けているドリューの使命は、自然環境を長年研究することから生まれる、自然に対する敬意、理解、そして、海とその周辺の大地全ての美しさを人々に伝えることだと確信しています。

 

ドリューの作品は、島の生態系の素晴らしさ、その瞬間を見事なまでに捉えています。